A FEVER YOU CAN'T SWEA

A FEVER YOU CAN'T SWEA

♥♥♥♡♡ favorite track : 2,4,5,9,10,11,13,14*

このアルバムを、いや、このバンドを無理やりにでも一言で形容するとすれば、良い意味で「異様」だ。ジャケットの雰囲気からしてもそうだけれど、歌詞を1行でも、2行でも読んでみれば、これまでに出会ったことの無い感情表現に、その方法に、唖然とするしかない。率直なのか、遠まわしなのか、冷たいのか、熱いのか、傍観視しているのか主観的に感じ取っているのか…まるでつかめない詞の連続。私の読解力が足りないのかもしれないけれど(笑)、曲のタイトルと歌詞の内容に全く関係性が見出せないという前代未聞の楽曲達。私ならこのアルバムを聴けばディスコにいかずとも容易にパニックに陥ることができる。笑 彼らの「異様」さと、ボ−カルの饒舌そうな歌声にのみこまれそうになりながら、必死に繰り返し、繰り返し、きっと何度でも、踊りだすことが出来る。最初は驚かされたこのアルバムの邦題、「フィ−バ−はとまらない」は、あながち間違ってはいない、というより、これ以上無いくらい的確なネ−ミングだったのかもしれない。